第十期 第6回京都クオリア塾  令和6年11月16日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第十期 第6回京都クオリア塾  令和6年11月16日

 

    6回             2024年11月16日(土)

    「“能”という情報空間から読み解く曼荼羅、そして源氏物語」

                                          安田  登(能楽師)


 能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行う安田さん、一流はひとつの専門家、二流は美醜での評価と語りながら「三流」の生き方を進めます。能は勿論、身体機能からゲームの攻略本まですでに60冊もの本を書かれており、思い描くことをビジョン化して個の能力を磨いてほしいと語ります。

 

 650年も続いている能は客がどうみるかに委ねた自律的芸能であり天才に依存しないシステム。観阿弥、世阿弥の言う「初心、忘るべからず」は、時々の初心であり老後の初心であると「初」を衣編と刀に分解しながら解かれます。また世阿弥が語った「住する所なきを、まず花と知るべし」「男時・女時」などを例にしながら能のイノベイティブマインドを話されました。

「源氏物語」須磨、明石の砧の「来し方、行く末」からは新しい組織、新しい企業について意見交換して、古典から未来を考える場となりました。

 

 謡曲の「高砂や」を全員で唱えるなど、体験も含めて時代とともに変化した能を通じて、自らを省みながら次のステージを描く機会を楽しんでいただきました。最後に安田さん、「明日の『本』」の実験場として誰でも簡単につくれるZINEを紹介、個人発信としてこのようなメディアを活用しながら組織を超えて何でもやってみようと塾生に語りかけました。



 


 

第十期 第6回京都クオリア塾  令和6年11月16日の画像

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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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