第十二期 第2回京都クオリア塾  令和8年6月20日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第十二期 第2回京都クオリア塾  令和8年6月20日

 

   第2回                                                          2026年6月20日(土)
                  
                                                     「宇宙を支配する数式」
                                                                   橋本 幸士(京都大学大学院理学研究科教授)

 

「宇宙は法則に従っており、その法則は数式で表すことができる」――。宇宙物理学、とりわけ量子物理学を専門とする橋本教授は、この考え方を出発点に講義を進めました。
教授はまず、「宇宙を支配する数式が存在すること」「宇宙は素粒子によって構成されていること」という現代物理学の基本的な考え方を説明しました。そして科学者たちは、これらの事実を観測や実験によって検証しながら、「宇宙の真理」の解明を目指していると語りました。
その最有力候補として紹介されたのが、宇宙のあらゆる現象を統一的に説明しようとする「ひも理論」と、そこから導かれた「ホログラフィー原理」、教授は実際に長い数式を塾生に書いてもらいながら、最先端の物理学の世界を分かりやすく解説しました。講義ではさらに、「素粒子の性質を知って何に興味を持ったか」「数式はどのように生まれるのか」「科学をどのように人生に生かせるのか」といった問いが投げかけられました。
その後、塾生たちはテーブルごとに分かれ、「人間力とは何か」「自分は何者なのか」「何のために生まれ、何をして生きるのか」といったテーマについて活発な意見交換を行い、考えを深めました。
最後に教授は、物理学者として常に問いを持ち続けることの大切さを語りました。また、次世代、そのまた次の世代へと研究をつないでいく視点について、「もっと若い頃に意識していればと思うことがある」と振り返りました。さらに、異業種の人々と対話することで、一つの現象に対してさまざまな見方や考え方に触れられることが大きな刺激になると述べ、充実した時間を過ごせたとの感想を話されました。
 この後妙心寺退蔵院へ場所を移動して、松山大耕副住職の指導の下座禅を体験、松山副住職からも人はなぜ生まれどう生きるのか、との問いかけがあり宗教と科学の共通した思想・哲学に触れることができました。

 


 

第十二期 第2回京都クオリア塾  令和8年6月20日の画像

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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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