第九期 第2回京都クオリア塾  令和5年6月17日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第九期 第2回京都クオリア塾  令和5年6月17日

 

    2回                  2023年6月17日(土)

    「2020年-2023年は『近代』を終わらせるのか~音楽の歴史から考える」

                            岡田 暁生(京都大学人文科学研究所教授)

               

コロナ禍でホールのコンサートを楽しめなくなった私たち、「音楽の危機≪第9≫が歌えなくなった日」を上梓された音楽学の岡田教授は、今回の新型コロナ・パンデミックとウクライナ戦争を第1次世界大戦前のインフルエンザと対比させながらこう語ります。アメリカの台頭で世界共通語がフランス語から英語へ、音楽がクラシックからポピュラーへ、新メディアとしてラジオ放送が生まれ、疫病と戦争と新メディアはセットだった。音楽だけでなく絵画の世界でもピカソは1908年を契機に画風が変わった、芸術は『社会の占い師』と。

 

近代は大量動員と大量消費の時代、人々の欲望を刺激して1個所に集めて金を落とさせた。そして1970年代はポストモダンの時代、石油ショック、ベトナム戦争などが起こり、音楽ではミニマルミュージックが生まれる。

「人類の進歩と調和」をテーマにした1970年の大阪万博はモノづくり時代の最後のまつりだった。ニクソンショックや新自由主義の台頭で世界は大きく変わるが、日本はバブルの時代を迎え「大きいことはいいことだ」のあのCM1万人の第9などに代表されるように規模の拡大を続けた。日本のひとり勝ちとなり、企業による文化メセナ活動なども活発に繰り広げられた。しかしバブルがはじけるとハコものを中心とした日本文化の問題点が明らかになる。

 

ではポストコロナの文化芸術はどう変わるか、どう変えるか、日本人の宝物は何か、と岡田教授は塾生に問います。

昼食をとりながらのワールドカフェでは、夏祭りやラジオ体操、富士ロックフェス、四季などを巧みに取り入れた茶会、文化との親和性が高いVRなどの意見が数多く出されました。

 

最後に岡田教授、江戸時代のからくりや浮世絵などにみられるように内向きにこだわることにより強みを発揮できるのではないか、戦後の経済成長は戦時体制の延長であり、江戸時代に戻ってみるのも楽しい。明治以降西欧文化を刷り込まれた日本人が江戸文化復活プロジェクトなどを通じて日本人の個性を再発見したらどうかと結びました。

 

この後、妙心寺退蔵院へ移動、松山大耕副住職の指導で座禅を体験、日頃の忙しさから解放され自らを見つめ直す時間をいただきました。

 


 

第九期 第2回京都クオリア塾  令和5年6月17日の画像

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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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