第八期 第1回京都クオリア塾  令和4年5月14日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第八期 第1回京都クオリア塾  令和4年5月14日

 

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   「新しい世界地図と日本の近未来」
                 中西  寛(京都大学大学院法学研究科教授)

                                       2022514(土)1016


京都企業の幹部及び幹部候補生が、日常の業務から離れて「本質」を学ぶことにより自らを見つめなおすとともに、交流を深めようと開催している京都クオリア塾、第8期がスタートしました。初回は、新型コロナパンデミック、ウクライナ侵攻という大変革の時代に日本の近未来を学ぼうと、国際政治学者の中西寛教授がスピーチを務めます。


 中西教授はロシアのウクライナ侵攻は軍事作戦とロシアは言っているが、実態は明らかに戦争、と位置づけ、マイダン革命、ロシアのクリミア併合から今に至る戦争の経緯をまず整理しました。そして西側の結束や国連の対ロシア非難決議がなされるなかで中国は仲介のために動くか、今は様子見と言ったところ。第2次世界大戦後の国際秩序は大きく変わる、と強調します。戦後体制を変えたレーガノミックスなどの新自由主義、ベルリンの壁の崩壊、9.11事件、グローバルサプライチェーンの形成などを経て今に至るが、その転機は2008年、オバマ大統領が選出された年だ。続いてトランプ大統領が誕生、ふたりとも政治的アウトサイダーで、アメリカは世界の警察官ではなくなり、中国では2012年習近平体制が発足、国際秩序の分解傾向が顕著となった。

 

 西側の戦後秩序を否定して国益を追求したトランプ大統領だが、コロナ感染がなければ誕生はなかった、と中西教授は明言します。ヒト・モノ・カネのグローバルサプライチェーンの限界、格差の拡大などで国際秩序が分断され、新冷戦という時代を迎えた。日本はコロナ体験で行政能力の貧弱さも露呈し、近未来像を導き出せていない。防衛予算の増額は必要だが最重要ではなく、インド太平洋戦略、社会基盤の再構築など取り組まなければならない喫緊の課題は多い、として議論のない政治の怖さを指摘されました。

 

 この後の塾生らとの意見交換では、島国日本のアイデンティティや家族、言論の自由とメディア等にも話が及び地政学的に世界をみる大切さを学びました。

 


 

第八期 第1回京都クオリア塾  令和4年5月14日の画像

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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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