第1回京都クオリア塾 / 平成28年4月16日/活動報告コンテンツの詳細ページ

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第1回京都クオリア塾 / 平成28年4月16日

 

企業の〝40歳“を中心とした前後10歳の方々を対象に、土曜日の朝、仕事以外の頭を使ってキャリアアップを図っていただきたいと、この4月から京都クオリア塾がスタートしました。

初回とあって、当研究所の西村周三所長が「グッとくる瞬間を見つけてもらって、自らを磨く機会にして欲しい」と挨拶、そして京都企業に努める12人がこの塾への思いなどを語った後、京都大学人文科学研究所の岡田暁生教授とともに、クラシック音楽を通して近代を学びました。

岡田教授は「『音楽の終わり方』から見える近代人の袋小路~チェンジ思想の代償について」をテーマにスピーチをされました。「終わり方=店じまい」は所謂人生の縮図であるが、時間芸術としての音楽にとっても、終わり方は最大の試金石であり、時代によって異なる。バッハは予定調和の終わり方をし、モーツアルトの時代は型通りの終わり方をするが、近代社会の誕生時に活躍したベートーベンの最後は、盛り上がって勝利で終わる。また、19世紀のシューベルトやマーラーは、人生は勝利で幕を閉じたりしないとして、終わりたくないという未練が作品になった。そして迎えた20世紀の初頭、例えばラヴェルは、何の意味もない唐突な終わりをしている。

このように、近現代人の「終わりの恐怖」が神を殺し、「変わればよくなる」という思想にとりつかれてきた、と語り、私たちは今どのような終わり方が望ましいと考えているだろうか、と問いかけました。この後、西村所長をファシリテーターに、参加者が考える近代と現代、企業が明日なくなると分かったら、などについて意見交換を行いました。

 


 

第1回京都クオリア塾 / 平成28年4月16日の画像

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クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

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