京都クオリア塾/クオリア京都
第十期 第8回京都クオリア塾 令和7年1月25日
第8回 2025年1月25日(土)
「不易流行~世界の食文化と“和食”」
高橋 拓児(木乃婦三代目主人)
日本料理にあうワインや泡盛なども創り、その世界観を拡げる高橋さん、消費者に振り回されルーティンで仕事をしている料理人が多くなった、と問題提起。そして和食対洋食と対比されるが、ではラーメンやカレーライスはどのジャンルに入るのかと問いかけます。料理は文化であり、香りが国籍を決めると語りながら、巧みな表現力と料理の格をあげる、そして表現者=料理人の継承、この3点がポイントと強調されました。
懐石料理の場合、料理人は9品目×12か月×3食分=324種類の調理技術、そして器や絵画などの芸術や宗教感を加えて「型」である料理の達成度を高めなければならない。超自然の神道や仏教と科学、歴史、芸術が繋がり、京都らしい「御用達」が重しとなった懐石料理だが、一方で老舗料亭の唯一無二の名物料理にみられるように「型」を離れた創造力が今に繋がっている。まずトライしてみる、そして20年間継続することが必要と強調しました。
この後、木乃婦で懐石料理を愉しみました。
美味しいとか風味があるとかで片づけてしまう料理の評価ですが、もっと言語化しなければ世界に通用しないと語る高橋さん、料理の世界と日頃の業務との共通項を学び、日本企業と文化について考える機会をいただきました。