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第六期 第6回京都クオリア塾  令和2年12月19日

 

第6回

 「映画にみる日本とアメリカの政治比較」  

                           村田 晃嗣同志社大学法学部教授

アメリカ大統領選挙の投票から1ヶ月余り、選挙人の投票でバイデン新大統領の誕生が明らかになったばかりに開かれた第6回は、コロナの影響で初めて一部オンライン参加となりました。

 

村田教授は、4年に1回、オリンピックと同じ年に行われるアメリカ大統領選挙の仕組みから語り始め、前回のトランプ対ヒラリーの選挙と比較して民意はどう変化したかを分析します。隠れトランプ派や政治を変えてくれるという期待がコロナパンデミックで消えてしまった今回、民主党は消化試合として78歳という高齢のバイデン氏を指名した。2021年はコロナ対応に追われ、翌2022年の中間選挙まではレームダックの情況が続くと話されます。

 

そして中国の大国化に対してアメリカ、日本、オーストラリア、インド4か国連携に日本がついていけるか、と投げかけながら、バイデン大統領と菅総理はいずれも70代、実務派でトップエリートではない、そして年下の上司を支えたという共通項がある。19世紀末、アメリカ映画がアメリカの大国化と大統領の役割拡大に貢献したのと同様に政治にもストーリーが必要であり、グローバルガバナンスが低いと指摘される菅総理がどのようなストーリーを生み出せるかが次代の日本づくりのカギとなる、と結びました。

 

アメリカとの関係が気になる企業人にとって、ホットな大統領選挙とアメリカ映画・ハリウッドから大きな刺激をいただきました。


 

 

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