第2期京都クオリア塾の最終回は、㈱堀場製作所会長兼社長の堀場厚さんに「経営者から学ぶ~今なぜグローバル化が必要か」をテーマにスピーチしていただきました。これまでグローバルについて様々な研究分野からお話をいただき、多面的にこのグローバルを捉えてきましたので、その総まとめとも言えます。塾生の皆さんの自己紹介に続いて、堀場氏はまずグローバル時代における企業経営は“企業文化”が重要と話され、教科書、即ちマニュアルやリファレンスはクリエイティブがない、教科書通りにコトを進めるのではなく批判精神を持ち理想を描いて動かないと企業は成長しない。企業は”生きもの“であり、企業が伸びるにはバランスが必要。人種や価値観の異なる「人財」とのコミュニケーションにより、1+1が3にも4にもなるのだ。そのためにも、10㌫は変わった人を採用するようにというが、果たしてそのようになっているか。日本市場が3割、外国市場が7割をしめる堀場製作所、そのグローバル化の取組の一端を伺いながら、グローバル化はローカライズすることであり、独自の企業文化を多様な人財とともに育てることの重要性を改めて学ぶことができました。この後、京都ホテルオークラの中国料理「桃李」で、堀場氏を囲んで懇親会を開催、様々なヒントをいただきながら卆塾後もOB会などを通じて交流を深めることを確認しあいました。
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