クオリア塾活動報告/クオリア京都

 


 

 

第二期 第1回京都クオリア塾 /平成28年10月8日



 

第2期がスタート、初回は「東京との距離、世界との距離」をテーマに長年、電通総研で企業だけでなく政府や政党のマーケティングも手掛けられ、昨年春から京都学園大学教授に就任された袖川芳之さんが問題提起を行いました。袖川教授は、まず「2020年に向かう東京」として、世界の都市総合力ランキングで、ロンドン、ニューヨーク、パリに続いて4位の東京が、2020年東京オリンピックで更に魅力ある都市を目指して大きく変わろうとしている、その為にこれまでの「東京一極集中」是正から黙認に国も大きく舵をきろうとしており、北は仙台から西はリニアで結ばれる名古屋までの大東京圏として発展する可能性が高い、京都も地方都市の道を歩み始めているのでは、と指摘しました。その上で、グローバル人材になるためには「世界との距離を知ること」が大切だが、今やグローバルな世界とローカルな世界との分離が進んでおり、二つの経済圏の原理が全く異なる。里山資本主義や半農半Xが話題となるなど、ローカルな世界で生きる人の幸福度や生活満足度は比較的に高いが、チャレンジするよりも安定した状況に留まることを好む傾向が強い。京都は「新しいローカルをどう創るのか、グローバルにどう挑戦するか」、の選択が求められる、と警鐘を鳴らしました。京都クオリア研究所の西村周三所長がファシリテーターとなって、これからの京都の目指すべき方向性、京都企業や個々人の役割や生き方などについて活発な意見交換をしました。

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